外食で7万円なんてイージー。バブルの味が忘れられないと語る国を支える人

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「当日の飲食の関係でございますけれども、牛肉のステーキ、あるいは海鮮料理、等であったというふうに記憶しております」

   2月25日、菅義偉首相の長男が勤める放送関連会社「東北新社」から7万円超の接待をされた山田真貴子内閣広報官(60)は衆院予算委員会に参考人として出席した。まず山田氏は「このたびは私の総務省在職中の、国家公務員倫理法違反にあたる行為によりまして、公務員の信用を損なうことになりましたことを深く反省しております」と述べた後、東北新社側から受けた「高級接待」の実態について、「当日の飲食の関係でありますけども、牛肉のステーキあるいは海鮮料理だったと記憶しております」と述べた。

 

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 一般の感覚でも明らかに「まずい」と感じられる7万円もの「高額接待」になぜ山田氏は応じたのか。その「特異な金銭感覚」に批判が起こっているが、50代後半の元官僚A氏は「7万円の接待ぐらい、別に何も驚くことではない」と語る。

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 「私はもうずいぶん前に官僚をやめましたが、いま50代以上の官僚が若い頃は、バブルの真っただ中でした。7万円の接待なんて日常茶飯事だったんですよ。私も、週3回は高級料亭で接待を受けていましたし、私の上司は1年間週末は必ず先方のアゴアシ付きで接待ゴルフに通っていました。  

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 当時は民間会社も金払いが良くてね。接待の帰りにはハイヤーが用意されているのですが、それとは別に“お車代”として数万円もらうことも多かったです。お土産でもらうお菓子と一緒にお金が入っているんですよ。今となってはトンデモないことでしょうけど、当時はそれが当たり前でした。と、語っていた。